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コルレス銀行を使った送金のざっくりとした問題

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前回、国内送金と国際送金の簡単な仕組みとコルレス銀行について触れました。

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現在、企業や個人が国外に送金する際にはコルレス銀行など複数の銀行を経由して送金が行われます。現状、コストが高く時間もかかるというのが問題になっていると前回触れましたが、誰にとってどんなコストがかかり、時間がかかるのがなぜ問題なのでしょう?

コルレス銀行にとってのコスト

コルレス銀行はいわば、国内の銀行を代表して海外の銀行に口座を持っています。ドルやユーロ、ポンドなどに始まり、中国元、韓国のウォンなど、世界にはたくさんの国があり、たくさんの通貨があります。コルレス契約を結んだ銀行は、それぞれの国に口座を開き、多くの資金を現地通貨で置いておく必要があります。例えば、銀行が何かにお金を使いたい(融資など)と思っても、各国に眠る資金を使うことはできません。お金があるのに自由に使えないわけです。

また、コルレス契約を結ぶ銀行というのは一般の銀行です。一般の銀行であれば、何かがきっかけで破綻する恐れもあります。そうしたら、現地の資金がなくなってしまいます。そんなことにならないように常にチェックしておくという管理コストもかかります。

法律やルールは国によって異なります。それを守りながら送金を行ったり、他の銀行とのやりとりをするのは大変です。複数の銀行を経由することで、送金が失敗することもありますが、そういったイレギュラーな対応を行うこともコストになります。

ユーザーにとってのコスト

コルレス銀行を使う側の銀行や、送金をしたい企業や個人に関してはどうでしょう?コルレス銀行は前述のように様々なコストを抱えています。慈善事業で行われているわけでもないので、そのコストというのはユーザーにも手数料や為替レートというかたちでかかってきます。その結果、海外送金はユーザーにとっても高いものになります。

また、ユーザー側から見ると送金されるルートがはっきりと見えないというのも問題です。現状では、どの銀行を経由してどのくらい手数料がかかるのかを送金前に知ることができません。経由する銀行が増えれば、手数料も増えるためとても心配なところです。

時間がかかることはなぜ問題?

送金に時間がかかるのなら、お茶を飲んで待っていればいいじゃん。というわけにはいきません。例えば、100万円を海外に送金するのに3日かかるとします。そうすると3日間はその100万円を使うことができません。そのお金をつかって、何かを支払ったり買ったりすることができません。存在していないのも同然です。自分という個人だけならまだしも、個人や企業の国際送金のボリュームがどんどん大きくなる中、「送金中」となった宙ぶらりんのお金の総額はとても大きくなり、ビジネスにも良い影響は与えません。

また、誰かにお金を貸した経験のある人ならわかると思いますが、「絶対返すから」と約束されてもどこか不安になりますよね。それは企業も同じで信用リスクとも呼ばれています。時間がかかればかかるだけ、たとえば相手が倒産してしまったりと、返金されない可能性というのも上がっていきます。

まとめ

とても簡単に説明しましたが、このように現状の国際送金ではコルレス銀行側やユーザー側の両方にコストの問題があり、時間がかかることもユーザーにとっては問題となっています。

次回は、その問題をRippleはどうやって解決しようとしているのかを、これまた簡単に説明したいと思います。