XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

MoneyGram CEOが語るRipple

f:id:xrpsurfer:20180130110950p:plain

昨日、MoneyGramのCEOであるAlex HolmesがRippleについて語る記事が公開されました。xRapidやxViaを使うことでどのようなメリットがあるか、ブロックチェーンというよりは分散型台帳技術(DLT)やデジタルアセットをどう活用するかという内容です。個人的にはRippleの顧客側からの懸念やパイロットで何を確認しているかに触れている部分が面白いと感じたので、そこだけ抜き出してみました。

パイロットで何を見ている?

Through the pilot, Holmes said they would examine whether the volatility of XRP’s price has any impact on the cost of moving money across borders.

パイロット(導入前の準備)を通して、XRPの価格のボラティリティが国際送金のコストにどういう影響を与えるかを確認したい、とHolmesは述べました。

Rippleの公式資料にもXRPの価格のボラティリティが下がると、国際送金のコストが下がるという説明があります。それが現状ではどれくらいの影響があるかというのを実験し、確認しようとしているのだと思います。どのような結果になるか楽しみですね。

規制と中央銀行、ネットワークの堅牢性

He said his biggest concerns for alternatives to what exists today include regulation and central bank reactions to options that rely on distributed ledger technology and cryptocurrencies, in addition to having a network robust enough to operate at scale. 

現状とは異なる選択肢に対しての大きな懸念は、規模が大きくなった時にもネットワークが堅牢でいられるかということと、DLTや暗号通貨に頼る選択に対しての規制や中央銀行の反応です。

中央銀行は金融システムの安定させることに注力しています。東京でのミートアップでMiguelも話していましたが、Rippleは規制当局や中央銀行と積極的に対話をしています。実際に技術がどれだけ優れていても、金融機関に受け入れてもらえなかったら意味がありません。こうした、対話の部分にも大きな力を入れていて、その道のプロフェッショナルを招いたりするRippleに期待しているところです。

SWIFTを選ぶ?

But even as Ripple may offer an alternative to banks, where those customers simply install APIs and work with them, if there are dozens upon dozens of competing services out there, as Holmes maintained, banks must decide which system they want to use. One very plausible outcome is that they may simply opt to use what exists today, SWIFT, which has become the global standard.

単純にAPIsをインストールして動くようにすれば良いという選択肢をRippleが銀行に与えたとしても、もし他にも競合する選択肢が多く存在し、銀行がそれを選ばなければいけないという状況になったとしたら、結局銀行は既存のグローバルスタンダードであるSWIFTを使うことを選択するということも考えられます。

まさにキャズム理論で触れられているアーリーマジョリティの話のように聞こえますが、銀行は実績があり信頼性のあるシステムを選択します。そして既存のものを置き換える不連続な変化には多くのストレスがかかります。すでに多くのメガバンクが興味を示している中で、順調に進んでいるように見えますが、慎重に、でも勢いよく進んで欲しいところですね。

MoneyGramの視点

That said, Holmes also recognized that the technology is in its infancy and could just as easily be displaced by something we haven’t seen yet. It’s why, he said, it’s important to be playing in this area, continually searching for optionality and identifying ways to streamline what is core to MoneyGram’s business.

MoneyGram CEOのHolmesによると、これはまだ生まれたてのテクノロジーであり、まだ見ぬものに置き換わる可能性も大いにある。だからこそ、この分野でいろいろ試して見て、継続的に選べるような状態にし、MoneyGramのビジネスの中核を合理化できる方法を探し続けることが大切だ。

僕はRippleが国際送金を足がかりにし、価値のインターネットを実現すると信じていますが、顧客側の目線で見ればまだまだ幼い技術に見えることは間違いないです。まだ見ぬものに置き換わる可能性も大いにあるという視点を持つこともとても大切だと思います。 

“Our business is dynamic and changing quickly, and so, things like Ripple and partnerships with wallets around the world … are going to be critical to our success,” Holmes said, adding that “you’ll see a lot of interesting announcements from us in the coming months.”

「私たちのビジネスはダイナミックで変化がはやい。だからこそRippleや世界中のウォレットとのパートナーシップは私たちの成功にとって決定的なものだ。」とHolmesは言います。最後に「次の数ヶ月で、私たちからもっと面白い発表を聞くことになるとおもいますよ。」と付け加えました。

まだ未成熟な技術を積極的に試しているMoneyGramという大企業はとても稀有な存在だと思います。このRippleとの提携とパイロットもぜひ成功させてほしいですね。

最後に

いかがでしたか?僕は日常的に、Ripple寄りの情報ばかり耳にしてしまいます。そのなかでも、Rippleの顧客がどういう懸念を抱いているかというのを知ることも大切だと思います。数ある中のソリューションの中の1つとしてのRippleという冷静な視点も忘れてはいけませんね。

参考

今回の記事は、下のリンクの記事を抜粋したものです。少し長いですが、ぜひご参照ください。

www.pymnts.com

ちなみに、最近読み出したキャズムという本。かなり昔の本で、今更感はありますが、非常に勉強になります。Rippleが今取り組んでいるマーケットはどの段階なんだろうなどと思いを馳せたりしています(笑)