XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

ブロックチェーンに関する3つの質問 和訳

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最近、情報が多いうえに、僕の理解じゃ追いつかないことも多々ありまして、地道に勉強しています。特に金融関係は一般の人ほどの知識も無いのでまずは金融読本を読んでいます。様々な発見があって本当に面白い。というのはさておき、再びの翻訳シリーズです。何を訳すかって結構考えてしまうのですが、やはり基礎的なものが僕は特に好きなので、Ripple公式のこの記事を翻訳(和訳)しました。ではどうぞ。

ブロックチェーンに関する3つの質問

最近になって、ブロックチェーンはいたるところで見られるようになっています。CryptoKittiesからLong Island Iced Teaとして知られていた会社まで、ブロックチェーンはインターネットの登場以来の最も話題となった技術となっています。

(ちなみにCryptoKittiesはブロックチェーン技術の上に作られてたゲーム。Long Island Iced Tea Corpは社名をLong Blockchain Corpに変更し株価が急騰しました。)

最終的にブロックチェーンは話のネタにとどまらず、送金から投票者の識別まで全てを支える中心的なテクノロジーになっていくでしょう。しかし、まだそれが初期の段階にあるならば、私たちは今日や明日のブロックチェーンの現実をよりよく理解するために様々な情報を整理していかなくてはなりません。

一般的に、私たちは3つの基本的な質問を会話の中でよく耳にします。私たちはそれらをこの場で共有し、伝えることが役に立つと思いました。

ブロックチェーンとは何か?

中核のコンセプトはシンプルに名前の通りで、ブロックチェーンとはデータブロックのチェーン(鎖)です。ブロックチェーンはコンピュータのネットワーク上に広まって存在しているため、1つの会社が全てのデータを保有するというものでもありません。存在しているのはただ1つのデータの記録で、それがネットワーク上に広がり保有されているため、会社同士の台帳が不一致を起こすようなこともありません。

ブロックチェーンの目標は、普遍的に信頼される非依存型のデジタル台帳を提供することです。

その考えられる利用方法は無数にあり、身分証明、投票、財政、財産所有、国際送金などなど。そしてその影響というのはとても大きいものです。Gartnerによるとブロックチェーンは2025年までに1760億ドル、その後のわずか5年で3.1兆ドルもの価値を実業界にもたらすと予想しています。

なぜブロックチェーンが重要なのか?

ブロックチェーンの究極の役割というのは「魅力的なもの」というよりもかなり「重要なもの」になるでしょう。

どの分野でブロックチェーンが価値を発揮するかを理解するためには、信頼を必要としているやりとりに着目すると良いでしょう。個人情報は明らかな例です。インターネットでは、あの有名なニューヨーカーの風刺漫画があるように、誰もあなたが犬だとはわかりません。

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On the Internet, nobody knows you're a dog - Wikipedia より

これは猫にとっては大問題です。特に犬たちが個人情報システムをどうにかしてしまったら大変です。全ての人にとって明らである、分散化されたネットワーク上に安全に保管された個人情報に信頼をおくことで、ブロックチェーンは旅行や取引などの個人確認における問題を解決する力になります。

サプライチェーンはもう1つの良い例です。それぞれがお互いに通信しなければならないような独自のソフトウェアシステムを使うよりも、病院やサプライヤーは在庫レベルの管理したり、コストをモニターしたり、取引を速く効率的にできるようにするために、ブロックチェーンを信頼のある独立したネットワークとして使用することが可能になります。

国際送金における摩擦を取り除くことはRippleが注力しているところです。Rippleの主な顧客は国をまたいだ取引を行う金融機関です。歴史的に、これは遅れや手数料、リスクに満ちた、複雑なプロセスでした。しかし、ブロックチェーンが現状を打破します。

国際規模の商取引が広がり、この世界を事実上フラットにしているとはいえ、国々の境界の壁はまだ高い状態です。それは毎回、処理が一度そこで止まってしまうからです。国際送金を完了させるために、プロバイダーは3〜5日の決済許容し、両国に現地通貨建てで、資金をプールさせておき(ノストロ口座)、送り手と受け手からも追跡できない、まるで暗闇ような処理の期間をやり過ごさなければなりません。

国際的な取引に関わるこの不透明さと混乱は何年もの間放置され、つい先日18億ドルもの詐欺が明らかになりました。(Punjab National Bank fraud) この詐欺の犯人は1つの脆弱性を明らかにしました。この詐欺では、メッセージングシステムが中央の記録システムと接続されていなかったため、不正取引が発見されず、PNBの責任者は何年もの間情報を知らないままだったのです。Rippleではメッセージングシステム(xCurrent Messenger)と記録システム(xCurrent Ledger)を切り分けることは不可能なので、このような不正取引はすぐに発見されたことでしょう。

さらに、資金が国境を越える際の摩擦を取り除くことで、金融機関は国際的な商取引をリアルタイムに、安価に、そして完全な透明性のもとで行うことができます。こうした取引処理に使えるように特化して作られたデジタル資産であるXRPを活用する機関は、両国においてノストロ口座を作る必要性を排除することができます。その最終的な結論は、より多くの顧客と、新しい市場、そしてより良い収益です。

どのブロックチェーンが勝つ?

デジタル資産やブロックチェーンに関してのおしゃべりは時々ゲーム・オブ・スローンズのエピソードについての会話のように聞こえることもありますが、非常に多くの応用は複数の実用的なブロックチェーンの形が出てくることを意味しています。不動産の所有権に特化したものや、サプライチェーンの管理に特化したもの、国際送金に特化したプロジェクトは、それぞれが成功できる独特の技術と特徴を持っています。

それらが成功する鍵は、それぞれが互いに作用し相互運用できる能力にあります。別々で独自のネットワーク群が中核となる通信プロトコルを使うことで、インターネットに進化していったように、異種のブロックチェーン技術は、非中央集権的に分散化された台帳の相互運用可能なシステムに成熟していくでしょう。

これにはインターレジャープロトコル(ILP)のような共通言語が必要となります。情報もしくは台帳を越えたデータパケットを共有するようなこのシステムは、金融版の情報のインターネットである、価値のインターネットを動かしていくでしょう。

ILPと価値のインターネットの兆しは、到達しない未来を待つようなことは組織としてするべきではないということを意味しています。その代わりに、それぞれのニーズにあったソリューションを特定し、価値のインターネットの気配を現実のものにする準備をするべきだということです。

最後に

Rippleのみならず、ブロックチェーンという技術(特に分散型台帳技術)は今後さまざまな形で世界に取り入れられていくでしょう。その変革の時代を目の当たりにするのはとても楽しいことです。「インターネット」という言葉が今は日常的に浸透していて、疑問を持つ人も少ないのと同じように、数年後、数十年後には「ブロックチェーン」という言葉があらゆる日常に浸透しているかもしれませんね。

参考

文中に登場するPNBの不正についてはRipple公式とRipple社のEmiさんもtwitterで触れています。 

 翻訳原文となった記事はこちら。

ripple.com