XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

価値のインターネットのビジョン 和訳

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更新が久しぶりになってしまいました。だんだんとRipple Insightを和訳するサイトみたくなってきていますが....今回も和訳(翻訳)シリーズです。技術的な内容ではなく、価値のインターネットが実現した未来を具体的に想像させるもので、読んでみるととてもワクワクします。これが実現したら、今僕たちが住んでいる世界が遠い昔に感じるかもしれません。ではどうぞ。

ビジョン

SF映画やテレビ番組を見ると、ワクワクするような未来のテクノロジーの例がたくさん登場します。ワープをして高速移動をするUSSエンタープライズ(スタートレックの宇宙船)、惑星エンドアでスピードバイクに乗るストームトルーパー、PreCrimeで導入されている超能力的犯罪予防システム、USCSS Prometheusに乗船する知能を持つアンドロイドたちなどなど。

しかしこういった似たような映画の中では、未来の支払い技術(payment technology)を上手に描くことができていません。クレジットや希少な商品を交換品として使うというようなことを、セリフの中でさりげなく登場させるということを除けば、多くのメインストリームのSFは、未来において、なぜどうやって支払いを行うかという無限の可能性を無視していると言えます。

もちろん、未来的な技術のように見えるものはいくつか登場してきています。私たちは現在、スマートウォッチをかざすだけで自動販売機にコーラ代を支払ったり、レジで食料品を買うことができます。アプリを使えば、レストランのお会計もその場で割り勘にすることもできます。リゾート地やクルーズでは、部屋の鍵やクレジットカード機能などがついた一体型のウェアラブルデバイスを提供するところもあります。

とはいえ、これらはデバイスもしくはローカライズされた新しい支払い方法に過ぎません。全く新しく斬新な方法での支払いというのは未だに難しさが残っているのです。遠く離れた、特に国境や通貨をまたぐような支払いというのは、まだ難しいのが現状です。なぜなら既存の送金インフラが絶望的に時代遅れで、長距離での送金が遅く、高額で、複雑になっているからです。

幸運にも、起こりつつある価値のインターネット(Internet of Value)が私たちの支払い体験を根本的に変え始めています。情報のインターネット(Internet of Information)の金融版である、価値のインターネットは情報と同じように簡単に価値を交換できるようにするものです。ウェブにより情報へのスピードとアクセスが知識を拡大させたのと同じように、価値のインターネットも金融サービスのコストを下げ、お金の移動を高速化し、今まで届かなかった世界の遠くまでアクセスすることを可能にします。この価値のインターネットは効果的に経済を民主化するのです。

とある1日

近い将来、スマートウォッチやアプリ以外に、価値のインターネットはどんな変化をもたらすのでしょうか?少し例を挙げるとするならば、マイクロペイメントと国際送金です。一般的な日常の朝において価値のインターネットがどう絡んでくるのかを考えてみましょう。

6:30 am

カスタマイズされた曲がアラームとしてあなたの携帯から鳴り始めます。友達のいたずらで設定されたスウェーデンのヘビメタバンドの"Wake Up Sleepy Head"を聞いていると、アラームを止めるのを忘れてしまいました。さらにあなたの痛手となったのは、あなたの携帯が同時にバンドのpaypal口座に少額の支払い(マイクロペイメント)を行なっているからです。

7:25 am

シャワーをして着替えをし、しっかりとした朝食をとる時間もないまま廊下を急いで降りていきます。棚から最後のプロテインバーを取り出すと、Pantry Appのセンサーが棚の中身が空になったことをあなたのスマートウォッチに通知をし、追加で注文すべきかを尋ねてきます。プロテインバーを頬張っているので、こんな時は声に出すよりも「了解」のボタンを押す方が簡単です。Pantry Appはプロテインバーを供給しているコスタリカの会社にコロン(コスタリカの通貨)で支払い、直接追加注文の通知を行います。プロテインバーはその後、Amazonのドローンによる配送を待つことになります。事前に設定されていたので、Amazonはあなたの口座からアメリカドルで配送料を自動的に引き落とします。

7:55 am

自動運転しているLyftに乗って空港に向かっている間、あなたは「優先通過」をタップします。すると車は追い越しレーンに車線変更し、前方の車に対して、少額の支払いで道を譲ってもらえるか尋ねていきます。運がいいことに、皆さん寛大なムードだったようで、あなたの支払いを喜んで受け入れてもらえました。その結果、時間通りに空港に到着します。

8:15 am

時間に余裕をもって空港に到着することに満足し、あなたはこの先の旅の計画を考えます。既に必要な書類や、ヨーロッパの生産拠点を回るチケットも用意していますが、WiFiの準備をすることを忘れていたのに気づきました。でも問題ありません。各国旅行用のセルラー機能を有効にすることで、持っている全てのデバイスは自動的に訪れている国の固有のWiFiアカウントに機能が限定されます。ケータイや時計と一緒に、iPadやノートコンピュータの電源を入れると、自動的に現地のプロバイダーに接続され、使用時間に応じた料金の支払いがあなたの口座からプロバイダーへ、現地の通貨で直接行われます。

11:37 am

海の上を飛行中、座席の前にあるスクリーンの電源を入れ、通関紙の記入を完了させます。数回カードをスワイプさせると記入フォームが自動的に入力されます。すると、税関を優先的に通貨するためのGlobal Entry EUアカウントの更新が必要とのメッセージが表示されます。スクリーンは支払いを求め、あなたは画面上に表示されている法人クレジットカードを選択します。ユーロで着金したレシートをブリュッセルにあるプロバイダーが瞬時に確認し、アカウントの更新が完了します。

これらの例ではお金が情報と同じように速く移動するというだけでなく、価値のインターネットによって瞬時に注文が処理され、通貨をまたいで支払いを完了させるということが可能になっているのです。このような処理は現状、決済が完了するまでに何週間もかかることがあるのです。

マクロ経済の視点でみると、流動性の高まりによって、価値のインターネットは商品や手数料のコストを下げることにつながります。現状の各国固有のシステムにおいて、送金処理を行うために企業や銀行は活動している国々の現地通貨をたくさん保有しておかなくてはいけません。価値のインターネットはこのように異なる通貨を大量に保有することを必要としていないので、それらの資金が解放され、もっと効果的に経済に役立つように資金を使うことができるようになるのです。

これらの例はSF映画のように派手に見えないかもしれませんが、価値のインターネットがどうやって私たちの毎日の生活を根本的に改善し、劇的に世界経済を再構築するかを示しているのです。

もちろん、このような可能性を現実のものにするにはたくさんの協力が必要となります。たったひとつの企業で価値のインターネットが実現できるわけはありません。ウェブの初期においての成長と同じように、たくさんの団体のコラボレーションやパートナーシップが必要なのです。私たちは私たちの役割を全うすることに注力しています、そしてデバイスメーカーや金融機関やその他と一緒に価値のインターネットを作っていくことにワクワクしているのです。

共に進むことで、私たちは処理を簡単に、早く、安く行えるようになり、それが全く新しい可能性を開いていきます。そしてこれらのアプリケーションを自動車、ウェアラブルや他の革新的な技術に組み込むことで、価値のインターネットは次のリドリー・スコット映画の見せ場になるかもしれません。

最後に

いかがでしたか?具体的なシーンを想像できると、ワクワクするのではないでしょうか?個人的には特に、車が車と通信をして支払い(マイクロペイメント)を行うようなものはとても面白いと思います。直接的に価値のやりとりをするのは人だけではないという未来が来るのかもしれませんね。

参考

ripple.com