XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

グラフで見る 需要と供給 XRPの市場価格

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僕は投資対象としてXRPというデジタルアセットを保有しているわけですが、それは価格の上昇を見込んでいるからです。様々な方がその上昇に関しての説明をしてくださっていますが、今回は僕なりの理解を「需要」と「供給」と「市場価格」という点から整理して書きたいと思います。

市場価格

僕たちが取引所で見る価格というのは市場価格です。文字通り、市場での価格。では市場というのはなんでしょう?それは多くの買い手と売り手が取引をする場所です。仮想通貨で言うと、CoincheckやBitbankなどの取引所です。そして一般的にXRPの価格というと、これらの市場で決まった価格のことをさします。

なぜわざわざそんなことを言うのかというと、XRPが売り買いされるのはこれらの市場だけではないからです。単純に僕が友達から10,000円をもらって、100XRPを渡すということもできます。その時の1XRPあたりの価格は100円ですが、これは市場価格にまったく影響を与えません。なぜなら僕と友達は市場でやりとりをしたわけではなく、直接売り買いをしたからです。少しスケールを大きくすると、Ripple社と銀行もそのように直接売り買いをすることができます。(OTC取引や相対取引などと呼ばれます。)そしてその時の価格というのは市場価格とは全く別物です。

という長めの前置きをした上で、今回は多くの参加者が存在する市場において、価格がなぜ上がるかという仕組みを見ていきたいと思います。そしてそれにはまず「需要」と「供給」を知らなければなりません。

需要

何かを買いたいという人の数は、その対象の価格に依存します。

値段が高ければ高いほど、買いたい人の数は減り、安ければ安いほど、買いたい人の数は増えます。コンビニのコーヒーが100円なら買うという人がいる一方で、50円なら買うという人がいたり、200円でも買うという人もいます。これはXRPというデジタルアセットに関しても同じです。

2018/4/28時点でだいたい1XRPは90円ほどですが、50円だったら買うという人はたくさんいる一方で、300円でも買うという人はそれほど多くないと思います。

縦軸に価格、横軸にXRPの量としたときの簡略化した需要曲線は下のグラフのように右肩下がりになります。(グラフ中の数字に深い意味はありません。)特に何も難しいことはないです。

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供給

次に供給です。買いたい人がいる一方で、売りたい人がいます。

このとき、高い価格で売りたい人はたくさんいて、価格が低くなるほど、売りたい人が減っていきます。誰も好んで損をしたくありませんからね。これを先ほどと同じようにグラフにすると、以下のように右肩上がりのグラフになります。これも需要と同じようにシンプルな話です。

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均衡

多くの参加者がいる市場では、その市場価格は均衡価格に向かっていきます。その価格では、需要の量と供給の量が一致します。先ほどの需要と供給のグラフを一つにまとめたものが以下です。

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均衡価格というのはグラフ内のAの価格、すなわちこの場合は300円です。しかし他の価格ではだめなのでしょうか?

例えば500円の時、青い線が表す需要量(買いたいXRPの量)は100XRPです。赤い線が表す供給量(売りたいXRPの量)は500XRPです。500円で売りだしたところで、500XRP売りたいのに、100XRPしか売れず、400XRPが余ってしまいます。すなわち供給過剰です。400XRPを売りたいなら値下げをしていくしかありません。

逆に、100円の時はどうでしょう?買いたいXRPの量が500XRPに対して、売りたいXRPは100XRPしかありません。買いたい人がたくさんいるのに、売っている人が少ししかいない、供給不足の状態です。「もっとお金を出すから売って欲しい」というように、価格をあげないと買うことができません。

300円という価格であれば、買いたいXRPの量も売りたいXRPの量も一致し、両者が満足する状態になります。市場価格は均衡価格になるのです。

均衡価格の変化

ではここで、需要や供給が変化した時に均衡価格はどう変化するのでしょうか?

供給が増加した場合、つまり売りたい人が増える場合、各価格帯で売りたいXRPの量が増えます。供給曲線は下のグラフのように右にシフトし、均衡価格(需要曲線と供給曲線の交点)はAの300円からBの250円に下がります。つまり価格が下がります。

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逆に供給が減少した場合は、供給曲線は左にシフトし、均衡価格は上がります。

次に、需要が増加した場合はどうでしょう?同じ価格帯で買いたいXRPの量が増えるため、需要曲線は下のグラフのように右にシフトし、均衡価格は上がります。(Aの300円からBの350円へ)

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逆に需要が減少した場合は、需要曲線が左にシフトし、均衡価格は下がります。

XRPと供給

XRPの供給が増加/減少する時はどんな時でしょう?

供給の増加に関して、よく心配されるのはRippleが保有しているXRPを市場で売りに出さないかという点です。売りに出すということは供給が増加し、均衡価格が下がることを意味するからです。

これに対し、Rippleは昨年末に550億XRPをロックアップすることで、市場放出の懸念を軽減しました

これはRippleが使うことのできるXRPを毎月最大10億XRPまでに制限するものです。ちなみに先日発表になった2018年のQ1レポートによると、2018年の1月, 2月, 3月でリリースされたのは3億XRPでした。

最大でも30億XRPがリリース可能だったのに対して、その1割のリリース量ということです。存在する約1000億XRPのうち、ロックアップされているのが約530億、Ripple社保有分が71億、世の中に出回っているのが390億XRPという規模です。390億XRPのうちいくつかは、冒頭のOTC取引などで売買がなされていると思われるので、実際に市場で取引されているのがどれくらいかという正確な数字はわかりません。

また、XRPというデジタルアセットは投資対象にもなっているので、単純に「売りたい」と考える人が増えれば供給曲線は右にシフトし、「まだまだ売りたくない」という人が増えれば左にシフトし、均衡価格が変化します。

XRPと需要

次にXRPの需要が増加/減少する時はどんな時でしょう?

先ほどと同じように、投資という観点から「買いたい」と考える人が増える/減ることが考えられます。また、実需という視点から見ることもできます。XRPというデジタルアセットは価値の移動を高速に行うために適したもので、実際に利用価値が高いものです。値上がりを期待するという視点ではなく、価値の移動のために「使いたい」と考える人が増えれば需要が増加します。

需要は増えるのか?

投資という点を除き、実需という観点で見ていくと、XRPというのはまだほとんど使われていません。そもそもまだ使われていないので、「使われなくなる」という意味での需要減というのは起こりえません。では今後使われるようになるのか?というのがポイントになるのですが、個人的には使われると考えています。

なぜ、使われるかという点に関してはここでは細かく触れませんが、そのシナリオに関してはてにったーさんが翻訳してくれている、Davidの価格上昇シナリオが参考になります。

また、Dilip Raoが話しているxCurrentからXRPへの道のりの説明も参考になります。

 

今年に入ってRipple社は情報発信に関してとても積極的になっており、そのどれもがXRPの需要増加に結びついているように思います。需要が増加すれば、均衡価格が上がり、市場価格も上がっていくと考えています。

最後に

ここまで長い文章をお読みいただいて、ありがとうございます。今回の内容を簡単に言ってしまえば、人が欲しがるものの価格は上がるという単純な理屈です。それをマクロ経済的にグラフを使って理解してみたという内容。

今回、需要と供給について学んでみた結果、「買いたい人/売りたい人の数は、その対象の価格に依存する」ことや「市場内と外の区別」、「需要や供給の変化は曲線そのものを左右にシフトさせる」というような大切な概念が抜け落ちていたことに気づきました。

なお、投資は自己責任ですし、僕の書いている内容が正確ではなく、間違っている可能性も大いにあります。ぜひ参考程度にとどめておいていただけると幸いです。