XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

Ripple CEO at Money20/20 Europe 和訳

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Ripple CEOのBradが、「大手銀行が年内にxRapidを使うという」という発言をしたというニュースで界隈は盛り上がりを見せています。その発言があったMoney20/20 Europeに関して、Ripple公式ブログに記事が出ていたので翻訳しました。元記事内ではBradのことをGarlinghouse(Bradのラストネーム)と書いてありますが、個人的にBradと呼ぶ方が好きなので、勝手に変更しています。

ブロックチェーンの喧伝が現実を追い越す

Money20/20 Europeの初日、世界の大銀行からフィンテックのスタートアップに至るまで、リーダーたちはイノベーションとパートナーシップという2つのテーマに注目し議論を行いました。そしてその大部分は、業界でのブロックチェーン技術の役割の重要性が増してきているという点が中心となっていました。

RippleのCEOであるBrad Garlinghouseはもう一歩踏み込んだ話をしました。「ブロックチェーン、デジタルアセット、そして国際送金の再考」というタイトルの談話の中で、Bradは遠慮することなく、モデレータであるSimon Taylor(11:FSの共同創設者)に「実験はビジネスモデルでは無い」と述べ、ブロックチェーンや暗号通貨界隈に関する喧伝が現実を追い越しており、「現実と乖離しすぎている」と注意を促しました。

「Rippleは顧客の深いところで彼らが現実に抱えている問題を解決し、実際に前進している」とBradは続けて述べました。彼の説明によると、Rippleはブロックチェーン技術とデジタルアセットであるXRPを使い、国際送金における大きな課題に取り組んでおり、国際送金を劇的に速く(何日もかかるものを数分へ)、コストを下げ(40〜70%の削減)そしてより透明性を高く(他の銀行サービスと同じように)しているのです。

しかし、Apple Payなどの他のサービスが従来の古いインフラの上に巧妙にフロントエンドを構築するというものであるのに対し、Rippleのソリューションはそれらとは一線を画すものだと、Bradは指摘します。

「これらのサービスの下で起こることは全て、なにも変わっていない。Rippleが見ているのは、支払いのエコシステムの中で真にイノベーションを引き起こすことであり、それを行うには最も深い、最下層から始めなくてはいけない。」とBradは説明しました。「もしベースとなる層にあるレールをリセットすることができたら、本当のイノベーションを引き起こすことができる。」このように、Rippleはただのイネーブラーであり、他の人たちがその上に構築するための新しいベースレイヤーなのです。

では特に、何が銀行を動かし、この古いインフラを置き換えるのでしょうか?とTaylorが質問したところ、Bradはいくつかの答えを示しました。銀行からペイメントプロバイダーや企業まで、国際送金の改善を望むRippleの顧客にとっては、ブロックチェーンやデジタルアセットを活用したビジネスの実例というのが簡単なものでしょう。

「社会をみたときに、私たちは50年前に作られたレールに頼って国際送金処理を行っています。」とBradは述べました。私たちの顧客は自問しているのです、「もし、この先10年、50年と競争力を保つには、Teslaの世界において馬車のようなシステムに頼っていていいのだろうか?」と。

Bradだけが国際送金が抱える問題について注意を促していたのではありません。VISAのCEO EuropeであるCharlotte HoggやPaypalのグローバルコアペイメントのトップであるJim Migatsも、国際送金は他の支払い方法と同様に簡単で安価であるべきだと述べています。

同様に、INGのCEOであるRalph Hamersも、変化が必要なものの例として国際送金を自身のキーノート(プレゼンテーションスライド)に載せていました。これは、この先の銀行と金融機関はプロダクトによって区別されるものではなくなり、サービスや体験を通して差別化をしなくてはいけなくなると、強調したあとに触れた内容でした。

話題は次にデジタルアセットであるXRPにうつりました。BradはRippleがXRPを「リアルタイムの流動性を確保するツール」として使うということを共有しました。世界中には事前に資金を入れてあるノストロ口座とボストロ口座があるが、XRPはそれらの代わりになるものだという点をTaylorは指摘しました。

最後に、BradはXRPとXRP Ledgerはオープンソースであり、RippleはXRPのエコシステムにおける参加者のひとつにすぎないこと、そして他にも多くの人がXRPを使い、XRP Ledgerを使って開発をしているということを強調しました。

TaylorがRippleが大量のXRPを保有していることを指摘すると、Bradは「Rippleは現在、約60%のXRPを保有している。私たちは引き続きそれをXRPのエコシステムを作るための様々なインセンティブとして使用します。私たちはすでに世界中で多くの多種にわたるプログラムを発表しています。それらはアクセラレータープログラムから顧客の採用を促すものまであります。

これらのうちのひとつに、Rippleの新しいUniversity Blockchain Research Initiativeがあると、Bradは言います。「私たちは世界中の17の大学と協力しており、5000万ドルをブロックチェーンと暗号通貨の研究のために投資をしています。上げ潮はすべての船を持ち上げるのです。(A rising tide lifts all boats)」

詳しくは、6月6日木曜日の11:FS's Fintech Insider podcastでのBradとTaylorのディスカッションをお聞きください。

最後に

いかがでしたか?

僕は、Apple Payなどの表面的なサービスではなく、Rippleは他の企業や個人がイノベーションを起こす土台を作っているという発言が野心的でもあると同時にとても謙虚な印象をうけました。とてもワクワクするニュースばかりで、見ていて楽しいですね。

参考

ripple.com