XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

3. Ripple社とXRPの失敗シナリオとは?

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この世に「絶対」はありません。高い確率で成功すると思われていたものが、失敗に終わることも多々あります。RippleやXRPにおいてもそれは同じでしょう。(だからこそ「投資」が成り立つのですが。)今回は、てにったーさんの失敗シナリオに関する回答を見ていきましょう。

てにったーさん回答

質問

XRPを手放す悪材料が出るとしたら具体的にどういった内容になりますか?

回答

1. XRP/法定通貨マーケットの流動性を増加させることに失敗する

2. XRPより優れた性能とビジネスモデルを兼ね備えたライバルが現れた時

3. 米国などの国家が禁止した時

4. デジタル化した法定通貨の出現

解説

1. RippleやXRPについて知ろうと思ったら、避けて通れない単語「流動性」。この流動性の増加は常にRippleがフォーカスしているところです。CEOのBradも2018年の4月にアップされた週刊ダイヤモンドの特別レポートでこう答えています。

質問

今後、リップル社のサービスがさらに拡大するには、個人投資家も含めてXRPの保有者を増やし、時価総額を増加させることも必要なのでしょうか。

回答

XRPの時価総額の絶対値よりも、送金の取引量が多いことが大事です。... 時価総額はその仮想通貨の価値を示していて、価値と流動性は“鶏と卵”のような関係ですが、通貨の歴史を振り返ると、もっとも流動性が高いものに一番価値があるとされてきました。

メキシコのペソに始まったように、他の法定通貨も含めてXRPとのマーケットが大きくならない限りは、成功とは言えないでしょう。XRPとBTCのペアもそうですが、それ以上にXRPと法定通貨のペアが大切なのです。

2. ライバルの出現が危機になるのは、どの分野でも同じです。これに対して、Ripple社のCTOであるDavidはこのように回答しています。

This is mitigated by the fact that Ripple has such talented people and has a lead. But you never know.

意訳すると、「Rippleは才能豊かな人たちがいて、先頭を走っているので大丈夫だと思う。でもまぁ何が起こるかわからないよね。」です。

才能豊かな人たちって本当にその通りですね。いくら優れた技術があろうと、世の中に広まるためには技術以外の要素が重要になります。それは様々なレベルと分野においての規制であったり、既存システムからの変更の容易さなど。技術的に優れたライバルがこうした技術以外の分野においてもRipple社を凌ぐのであれば、それはRipple社にとっての危機になるでしょう。

3. 国家による禁止が行われれば、それはもう諦めるしかないでしょう。僕がRippleを応援している理由のひとつが規制当局や既存システムとの教育や共存を目指しているところです。ブロックチェーン技術はとても新しいものであるがゆえ、そこには新たなルールが必要です。ルールに沿って正しく行おうという試みの一つとして、2015年にBitlicenseという規制を作り上げたBen Lawskyを取締役に迎えています

4. Interledger Protocol(ILP)を使った価値交換において、XRP以外がブリッジ通貨となる可能性もあります。そこで既に世界の基軸通貨となっているアメリカドルのデジタル化が行われ、XRPと同等もしくはそれ以上の性能を持った時には、そのデジタル通貨がXRPが狙っている役割をになってしまうのではないかという懸念です。

残念ながら、これについて僕は明確な解説ができるほどの理解をしていません。
もしよければ、2017年11月15日のツイッターでの議論をご参考ください。また、法定通貨のデジタル化についてはAfter Bitcoin(アフター・ビットコイン)という中島真志さんが書かれた本がとても参考になります。彼は日銀出身の決済システムの第一人者です。SWIFTのすべて決済システムのすべてなどの著書もあり、どれも読んでみるとRippleの行おうとしていることや金融への理解が進みます。

Davidが考えるリスク

ちなみにDavidの想定するリスクというのは何でしょう?Davidの回答ジージさんが訳をしてくれています。

まとめると以下のようになります。

  1. 優れたライバル
  2. 規制
  3. 深刻な技術的問題
  4. スキャンダル
  5. 国際送金に対してデジタルアセット以外の良い解決方法

なんとなくわかると思いますが、詳細はジージさんの訳やDavidの英語本文をお読みください。スキャンダルというところもリスクとしてあげているのは面白いですが、非常に重要な点でもあると思います。

最後に

冒頭にも書きましたが、「絶対」はありません。しかし、リスクを想定しておくことはその対策につながり、失敗の可能性を下げることになります。Davidがスキャンダルまで想定しているというのは少し安心できるのではないでしょうか。

他にも懸念材料や失敗シナリオはたくさんあるでしょう。みなさんが思うシナリオやリスクを見つけるきっかけになれば幸いです。

参考

元の質問

Davidの想定リスク ジージさん訳

てにったーさんの回答まとめ

www.xrpsurfer.com