XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

8. ある取引所でXRPの価格が上がると、他の取引所での価格も上がるの?

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1月から下落に下落を続けたXRP価格も、ここ数日に急な上昇がありました。長い目で見ているとはいえ、価格は下がるより上がる方が嬉しい気持ちになります。しかしその価格は取引所ごと(CoincheckBitbankなど...)によって異なることに気がつきます。仮に国際送金においてxRapidが使われたとき、市場Aと市場Bにおいての売買の偏りが発生するとしたら、市場間における価格差は埋まるのでしょうか?そんな疑問にてにったーさんが答えてくれています。

てにったーさん回答

質問

コインチェックでXRPを大量に購入すると、bittrexのXRPの価格は上がりますか?またそれはなぜですか?

回答

上がると思います。一般に、取引所間で価格差がある時は裁定取引(安い方で買って高い方で売って利益を取る)が発生するので、どこかで価格が上がれば他も引きずられると思います。

解説

ここで登場する裁定取引(アービトラージとも呼ばれる)は市場間の価格の差や金利の差を利用して利益を得る取引方法です。僕がCoincheckとBitbankにアカウントを持っているとして、Coincheckでは1XRPが50円、Bitbankでは1XRPが55円で取引されているとします。そこで僕は、Coincheckで1000XRPを50,000円払って買い、その1000XRPをBitbankで55,000円で売ります。そうすると手元には5000円が残ります。実際はスプレッド(売値と買値の乖離)がありますが、単純化したらこのような話になります。

僕がこれくらの金額を裁定取引したとしても、市場価格にほとんど影響はないでしょう。しかし、この規模が大きくなれば、各取引所での売買が活発になり、価格差が小さくなっていきます。実際に金融市場には金利の差や市場価格の差を利用した裁定取引は多く行われ、そのおかげで市場をまたいでも同じような価格に収斂していきます。

この例において、僕はCoincheckで購入した1000XRPをBitbankへ移動させて売ることにより、利益を得ています。それではXRPを入金できない、SBI VCのような取引所があったら裁定取引は行われないのでしょうか?(注意:SBI VCはいずれXRP入金を可能にすると発表しています)

質問

SBI VCが始まりましたが、仮想通貨による入出金不可とのこと。仮にこの状態が続いた場合、アビトラ(裁定取引)による他の取引所との価格差の是正が起きないように思いますが、いかがでしょう?

回答

SBIの入出金不可が恒久的な処置だったとして。それでも他との価格差は埋まるでしょう。①JPYでは入出金可能。JPYを動かして裁定取引 ②ブリッジ送金だけは可能。有利なレートの方向に送金が集中すれば是正 ③販売所形式なのでレートは会社が決められる。

日本円を経由して裁定取引もできるし、SBI VCは取引所ではなく販売所なので、その価格をSBI VCが決定できるので大きな価格差にはならないだろうとのことです。(取引所ではXRPの売買相手は取引所にアカウントを持つ個人などの投資家なのに対し、販売所での売買相手はSBI VCのような販売主です。)

ちなみに、ちょうど本日アップされた内容によると、2018年の12月に仮想通貨入出金の受付開始としています。

jp.cointelegraph.com

では、視点と規模を少し変えて、xRapidが使われたときの国際送金ではどうでしょう?

これに対しても、てにったーさんが回答してくれています。

質問

例えばアメリカからメキシコへの送金が多く行われた時、アメリカ側はXRPの買い注文ばかりなのに対して、メキシコ側は売り注文ばかりになり、価格差が発生する?

回答

価格差は自動で是正されます。売買の偏りによって市場AでXRP割高、市場Mで割安になったとします。この場合は投機筋が反対売買をしてくれます。売買後、彼らは別の取引所やFX市場に持ち込んで売り戻しor買い戻し。市場間の価格差を利益にします。裁定取引。

こちらもやはり、市場間での価格差は裁定取引でひとつの価格に収斂していくだろうとのことです。

最後に

概念的には難しくない裁定取引という言葉も、僕はRippleやXRPに出会ってから知りました。こうして何かを知っていくのはとても楽しいことです。価格の上昇だけではなく、理解という楽しみもあるのが面白いところですね。

参考

まとめ

www.xrpsurfer.com