XRPの上にも3年

Rippleがもたらす「価値のインターネット」の実現を信じて楽しみにしています。

金融包摂(Financial Inclusion)とは

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Rippleが2018年の9月にRipple for Goodという社会貢献プログラムを立ち上げました。これは世界における金融包摂(Financial Inclusion)を広げていく試みです。そもそも、金融包摂とは一体、何なのでしょう?

金融サービスを利用できない人々

1966年に設立された国連資本開発基金(United Nations Capital Development Fund)によると、

世界で働く成人の半数以上である20億もの人々が、いまだに金融サービスを利用できずにいます。これは新興国や発展途上国の経済の中でも、低収入の人口において特に顕著に見られます。(意訳)

また、極度の貧困を撲滅することと、繁栄の共有を促進するための組織である世界銀行の調査によると、2017年の時点で17億の成人男性が銀行口座を持っていない、いわゆるunbankedな状態にあるという結果が出ています。

一方で日本に住んでいる僕たちは、銀行に口座を持つことが難しいと感じることはほとんどありません。しかしここで、自分に銀行口座がなかったらどんな生活になるかを想像してみると、いろんなことが見えてきます。クレジットカードはもちろん持てません。毎月の家賃の支払いはどうしましょう?働いて得られた給料はどうやって受け取るんだろう。自分が手にしたお金はどこに置いておけばいいのだろう。遠く離れた子供に学費を渡すためには、どうすれば...など様々な問題が見えてきます。

金融包摂(Financial Inclusion)とは

世界銀行によると、

金融包摂(Financial Inclusion)とは、個人や法人が取引、送金、貯金、クレジットや保険など、それぞれのニーズにあった有用で手頃な価格の金融商品をしっかりと継続的に利用できるようにすることである。(意訳)

とあります。

実際に、この金融包摂が促進されることは、持続可能な経済成長をもたらすことが明らかになっているのです。そして世界銀行によると、その一番最初のステップとなるのが、取引ができる「口座(アカウント)」を持つことです。

金融包摂(Financial Inclusion)の現状

第一ステップとなる、口座を持つことに関しては世界銀行の報告によると大きく増加しているのが見て取れます。

2014〜2017年に口座を開設した成人の数は5億1500万人

しかしながら、未だに地域による格差や性別による格差が多く残っており、金融包摂は継続して取り組まなければいけない問題です。難しいことも多くありますが、口座を持たない17億の人々の実に3分の2は、金融サービスにアクセスできる携帯電話を持っているとされていて、デジタルでの金融サービスの利用が期待されています。

最後に

「日本の常識は世界の非常識」と言われることもしばしばありますが、日本に住んでいて自分の周りしか見えていないと世界の現状が見えなくなることは多々あります。実際に世界ではどんな問題があって、それに対してどんな取り組みがなされているのかを理解することは、自分の視点や想像力を広げることにもつながります。毎日様々なニュースが流れる中で、本当に重要な課題は昔から存在していて、その対策は時間がかかるものです。そんな視点で物事を捉えられるように、これからも色々と学んでいきたいと思います。